50代からでも間に合う!老後資金を確保するための4つの方法

50代からでも間に合う!老後資金を確保するための4つの方法
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 50代に差し掛かり、老後資金の準備が不十分であることに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。年金だけでは安心できない現実を前に、今からでもできる対策を講じることが大切です。本記事では、50代からでも間に合う老後資金を確保するための4つの方法を具体的に紹介します。これらの対策を実践することで、安心した老後を迎えるための準備を始めましょう。

方法① 支出の見直しと固定費の削減

 50代から老後資金を確保するためには、まずは支出の見直しが重要です。日々の生活でどこにお金を使っているかを把握し、無駄な支出をカットすることから始めましょう。特に、毎月発生する固定費(住居費、電気・ガス・水道、通信費、保険料など)は、大きな節約効果が期待できます。

 例えば、保険の見直しでは過剰な保障を削減したり、通信費の見直しでは格安スマホへの乗り換えを検討したりすることで、それぞれで数千円単位の節約が可能です。また、家計の見直しに際しては、家計簿アプリを活用することで、支出の管理が簡単になります。こうした節約分を老後資金に回すことで、無理なく貯蓄を増やすことができます

ダウンサイジング

 支出の見直しや断捨離も含めて、生活のスタイルをスリム化していきます。ここでは、「無理な節約」というより「無駄をなくす」ことを指します。暮らしぶりをスリム化する、コンパクトにするを意識することで、いろいろと考える部分がでてきます。食器の数、家具や家電、自動車も見直し対象ですし、引っ越しも視野に入れて生活圏を見直すこともあるかもしれません。

 ダウンサイジングで出てきた不用品をフリマアプリへ出品したり、寄付をするのもひとつの方法ですね。

方法② 資産運用を始める

 50代からでも、資産運用を取り入れることで老後資金を効率的に増やすことが可能です。資産運用というとリスクが伴うと感じるかもしれませんが、長期的な視点で運用すればリスクを抑えつつリターンを期待できる方法もあります。

 まず、少額から始められる積み立て投資を検討してみましょう。例えば、NISA(少額投資非課税制度)のつみたて投資枠を利用して投資信託を積み立て購入すると、比較的低リスクで資産を運用することができます。毎月一定額をコツコツと積み立てていくことで、50代からでも老後資金を効率的に増やすことが可能です。また、余裕がある方は、一時金での投資をしても良いと思います。NISAの成長投資枠を利用することができます。通常は利益に対して約20%の税金がかかりますが、NISA口座を利用すると、その税金が非課税となり、利益の全額を受け取ることができます。

 ただし、NISAを利用すれば利益がでるという意味ではありません。NISAは非課税口座であって、儲かるシステムではありません。ご注意ください。

 これから始めようと考える人は、まずは情報を集めてください。といっても、動画サイトやネット情報を鵜呑みにするのも危うい感じがします。どのような情報を信じるのか心配です。周囲に相談できる人がいるといいのですが・・・

方法③ 定年後も働くことを選択

 老後資金を確保するためのもう一つの有効な方法は、定年退職後も働くことを視野に入れることです。定年退職後も働くことで、老後資金の補填や生活費を確保することが可能です。また、働くことは健康維持や社会とのつながりを保つ面でもメリットがあります。

 例えば、パートタイムやフリーランスとして働くことで、時間的な柔軟性を持ちながら収入を得ることができます。また、副業を始めることで、趣味を活かした仕事や新しいスキルを習得しながら、収入を得ることもできます。こうした選択肢を検討することで、定年退職後のライフプランをより豊かなものにすることができます。それまでとは違うコミュニティができるのも楽しいことです。収入が年金のみになる期間をできるだけ短くすることで、資産の寿命を延命させることができます。

資格取得やスキルアップで収入を得る

 定年退職前から、新しい資格を取得したりスキルアップを図ることで、50代のうちから収入を増やすことが可能です。特に、専門性の高い資格や、需要のあるスキルを身につけることで、再就職や副業の幅が広がり、収入を得る機会が増えます。

 例えば、資格を取得することで、定年退職後に開業したりフリーランスで仕事をすることができます。趣味が高じてお店を開くということもあるかもしれませんね。また、ITスキルや語学スキルを磨くことで、オンラインでの仕事や海外案件に対応することが可能になります。資格取得やスキルアップを通じて、50代以降も積極的に働き続けるための準備を行うことが、老後資金の確保につながります。これまでの仕事の経験を活かして、自分のペースで仕事をするというのも、ある意味理想的だと思います。

方法④ 不動産の活用を検討する

 老後資金の確保には、不動産を活用する方法も有効です。特に、所有している自宅や投資用不動産を賃貸に出すことで、安定した収入を得ることが可能です。

 例えば、子どもが独立して家に余裕ができた場合、一部の部屋を賃貸に出すことで毎月の収入を得ることができます。また、ダウンサイジングを考えている方は、現在の住まいを売却し、より小さな家や安価な地域に移り住むことで、余剰資金を老後のために活用できます。売却しなくとも自宅を賃貸に出すこともできます。不動産を活用することで、現金化する手段を得ると同時に、資産を効率的に運用することが可能です。

 不動産は相続にもかかわることなので、家族と相談しながら検討できると良いと思います。その際、相続に強いFPや税理士などに相談できると、多くの事例を教えてくれると思います。

まとめ

 いかがでしたか?ほかにも方法はありそうですが、代表的なもの4つをご紹介しました。

 50代からでも老後資金を確保するためには、支出の見直しや資産運用、そして定年後の働き方を視野に入れることが効果的です。それぞれの方法を取り入れることで、無理なく安心した老後を迎えるための準備が可能です。今からできることを始めて、未来に備えましょう。

 私もまさしく50代。個人的にはダウンサイジングに取り組んでみたいと思います。コンパクトにしたいです。ミニマリストほどは目指しませんが、近いところまでいきたい(笑)

Wrote this article この記事を書いた人

福田 智司

▶独立系ファイナンシャルプランナーとして、相談業務、セミナー講師などで活動しています。 ▶FBCラジオ ラジタス 第一木曜日 10:50~ 「FPふくちゃんのお金に関するエトセトラ」レギュラー出演中 福井で唯一?のラジオFPです ▶FPでIFAというポジションを活かした相談が得意 節約だけが家計見直しじゃない!を念頭に置いた相談を心掛けています。 ▶法人向けに企業型確定拠出年金の導入サポートを推進しております

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