投資信託クイズの第二弾、いくつ正解できますか?~中級編~

投資信託クイズの第二弾、いくつ正解できますか?~中級編~
この記事はだいたい 6 分前後で読めます。

 ライフスタイルプラスでは、情報提供型のブログを毎週更新しています。今回は投資信託について書こうと思いましたが、久しぶりにクイズをしてみようと思います。

 前回は初級編でしたから、今回は中級編とします。ちなみに初級編はコチラです。

「投資信託クイズ」いくつ正解できますか?(初級編)

さて、中級編をスタートしましょう。全部で15問です。パーフェクトいけますか?

問題の右側のに正解があります

投資信託クイズ~中級編~

インデックスファンドとアクティブファンドの最大の違いはなんでしょうか?
(1)運用対象となる資産
(2)運用目標
(3)購入できる証券会社
(4)税制優遇の有無

正解は(2)運用目標

インデックスファンドは特定の市場指数(日経平均など)の動きを追随することを目標とすることに対し、アクティブファンドは市場平均を上回る収益を目標として、ファンドマネージャーが銘柄を選定します。

「ベンチマーク」とは投資信託の運用において、どのような役割がありますか?
(1)投資信託の運用目標とする指標
(2)投資信託の購入手数料
(3)投資信託の運用期間
(4)投資信託の分配金の額

正解は(1)投資信託の運用目標とする指標

ベンチマークは投資信託が運用の指標としている基準です。TOPIXや日経平均、S&P500などの指数がベンチマークです。

ベンチマークとの乖離とは、何を意味しているでしょうか?
(1)投資信託の運用成績がベンチマークをどれだけ上回っているか
(2)投資信託の購入手数料の商品ごとの価格差
(3)投資信託の運用目標と、実際の運用結果の差
(4)投資信託の組み入れ銘柄と、ベンチマークの構成銘柄の差

正解は(3)投資信託の運用目標と、実際の運用結果の差

投資信託の運用結果がベンチマークから、大きく上回っているか、下回っていることを意味します。トラッキングエラーとも言います。

ETFとはどのような投資信託ですか?
(1)特定の指数に連動している上場投資信託
(2)債券に特化して投資する上場投資信託
(3)新興国市場に特化して投資する上場投資信託
(4)小さく分散して投資する上場投資信託

正解は(1)特定の指数に連動している上場投資信託

ETFはTOPIXや日経平均などの指標に追随するように作られています。投資先は国内、海外などさまざまで、株式やREIT(不動産投資信託)だけでなく、金や原油などもあります。

「ETF」と「投資信託」との最大の違いはなんでしょうか?
(1)運用対象となる資産
(2)証券取引所での売買可否
(3)税制優遇の有無
(4)上記すべて当てはまる

正解は(2)証券取引所での売買可否

ETFは証券取引所に上場しているため、株のようにリアルタイムで売買できます。投資信託は一日に一度決まる基準価額での売買となります。

レバレッジETFとはどのようなものでしょうか?
(1)指数の動きをそのまま追随するETF
(2)指数の値動きを数倍に拡大して追随するETF
(3)指数の値動きを半分に縮小して追随するETF
(4)指数の値動きと逆の動きをするETF

正解は(2)指数の値動きを数倍に拡大して追随するETF

レバレッジETFは、特定の指数に連動するETFにおいて、その値動きを数倍に拡大して追随します。そのため、少ない資金で大きなリターンを得られる可能性がありますが、同時にマイナスも大きくなるリスクも高まります。

分配金の再投資とは、どのようなことを指しますか?
(1)分配金を受け取らず、再び投資信託に投資すること
(2)分配金を受け取って、別の投資信託に投資をすること
(3)分配金を受け取って、現金化すること
(4)分配金を受け取って、債券に投資すること

正解は(1)分配金を受け取らず、再び投資信託に投資すること
分配金の再投資は、分配金を再びその投資信託に投資をすることです。そのため複利効果が働き、資産を長期的かつ効率的に増やすことができます。

「ラージキャップ」と「スモールキャップ」の違いはなんでしょうか?
(1)運用対象となる市場の規模
(2)運用対象となる会社の規模
(3)運用期間の長さ
(4)信託報酬の高さ

正解は(2)運用対象となる会社の規模

ラージキャップは時価総額が大きい大企業の株やその企業を対象とする投資信託、スモールキャップは時価総額が小さい企業の株やその企業を対象とする投資信託です。一般的にスモールキャップの方が成長性が高く、同時にリスクも高いとされています。

損益通算とは、どのような制度でしょうか?
(1)複数の投資信託の損益を合算して計算する制度
(2)投資信託で発生した損益を他の所得(株の配当金など)と相殺できる制度
(3)投資信託で発生した利益を他の所得と合算して課税する制度
(4)投資信託の購入手数料を慶全する制度

正解は(2)投資信託で発生した損益を他の所得(配当金など)と相殺できる制度

損益通算とは、同一年度内で発生した利益と損失を相殺することを指します。上場株式や株式投信などの配当金や譲渡損益と、特定公社債等の利子や分配金、譲渡損益との損益通算が可能となっています。

アセットアロケーションとは、どのようなことを指しますか?
(1)投資信託の銘柄を選択すること
(2)投資信託の購入金額を決めること
(3)資産の配分を決めること
(4)投資信託の売却時期を決めること

正解は(3)資産の配分を決めること

アセット(資産)をアロケーション(配分)することです。株式、債券、不動産など、さまざまな投資対象資産をどのように配分するか決めることです。

リバランスとは、どのようなことを指しますか?
(1)投資信託の組み入れ比率を見直すこと
(2)投資信託の購入手数料を下げること
(3)投資信託の運用会社を変更すること
(4)投資信託の分配金を再投資から受け取りに変更すること

正解は(1)投資信託の組み入れ比率を見直すこと

リバランスとは、時間経過とともに各資産の割合が変化したときに、当初の資産配分に戻すよう修正、調整する作業です。例えば株式の比率が増え過ぎた場合に、一部を債券に回すことで、リスクを調整します。値上がりした銘柄を売却し、値下がりしている銘柄を買い増しするというやり方もあります。

ポートフォリオのリバランスを定期的にする理由として、最も適切なのはどれでしょう?
(1)投資信託の信託報酬を下げるため
(2)投資信託の分配金を増やすため
(3)当初の資産配分を維持するため
(4)信託報酬の銘柄を変更するため

正解は(3)当初の資産配分を維持するため

リバランスすることで、リスクとリターンのバランスを維持していきます。リバランスをすることで資産全体を拡大していくことを目標とします。

ボラティリティとは、なんでしょうか?
(1)投資信託の運用成績
(2)投資信託の価額変動の大きさ
(3)投資信託の経費率
(4)投資信託の分配金の頻度

正解は(2)投資信託の価額変動の大きさ

投資信託、株式、為替など資産価格の変動性のことです。ボラティリティが高いこは、価格変動が大きいことを意味します。ボラティリティが低いのは価格変動が小さいことです。リスクを表すものとして使用します。

ファンドラップとは、どのようなものでしょうか?
(1)複数の投資信託を組み合わせて、専門家が資産運用をするサービス
(2)投資信託の購入手数料を無料にするサービス
(3)投資信託の分配金を受け取るときに優遇されるサービス
(4)投資信託を定期購入するサービス

正解は(1)複数の投資信託を組み合わせて、専門家が資産運用をするサービス

ファンドラップは、顧客の資産状況やリスク許容度、投資指針などに沿うように投資信託の組み合わせと比率を決めていきます。最適なポートフォリオを構築することを目指します。

投資信託の購入時に確認するべき項目はどれでしょうか?
(1)過去の運用実績
(2)投資対象の特徴
(3)手数料や費用
(4)上記のすべて

正解は(4)上記のすべて

他にも、純資産残高、リスクやリターン、運用会社の規模など、総合的に判断することが重要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 ニーズがあったのかなかったのか確認はしていませんが、前回の初級編の閲覧数が多かったもので、それなりにニーズがあったと判断しました。

 機会があれば、上級編も考えてみようと思います。また数か月後になるかもしれませんが、楽しみにしていてください。

 知識があれば投資がうまくいくとも限りませんが、知識があった方がより良い投資判断につながると思います。具体的に相談をしたいと思ったら、お声掛けください。

Wrote this article この記事を書いた人

福田 智司

▶独立系ファイナンシャルプランナーとして、相談業務、セミナー講師などで活動しています。 ▶FBCラジオ ラジタス 第一木曜日 10:50~ 「FPふくちゃんのお金に関するエトセトラ」レギュラー出演中 福井で唯一?のラジオFPです ▶FPでIFAというポジションを活かした相談が得意 節約だけが家計見直しじゃない!を念頭に置いた相談を心掛けています。 ▶法人向けに企業型確定拠出年金の導入サポートを推進しております

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