ボーナスで資産形成を始めよう!NISAで将来を豊かにしよう

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 夏といえば、ボーナス!会社員、公務員の皆さま、おめでとうございます!2024年夏のボーナスはしっかりもらえましたか?

 そのボーナスで資産形成を始めませんか?お金を増やすために、公営ギャンブル、サマージャンボ宝くじもいいですが、ファイナンシャルプランナー福田が考えるNISAを活用した資産形成プランを見ていってください。

NISAが変わる!2024年からの改正ポイントを解説します

ボーナスをどうしよう

 ボーナスのような、まとまった資金をどう活用しましょうか?旅行へ行く、趣味のものを購入する、イベント遠征、毎月の家計には無い項目の支出ができるチャンスとも言えます。家電の買い替えもありますね。

 ボーナスを全額使わず、資産形成をスタートさせるのはいかがでしょうか?いや、いいんですよ、欲しいものを購入したり、旅行へ行ったり、家族と過ごす時間も大切、自分の機嫌を取るためにリフレッシュすることも大切です。

 あれもこれも我慢する必要はありませんので、資産形成に回せる額を確保出来たら、投資スタートです。

リスクの存在

 投資、資産形成を始めようと思って情報を集めると、利益が出ている話が多く目につきます。「投資をするならコレ一択!」ということも見かけます。情報を集めるのは良いのですが、振り回されないようにしてください。リスクはついて回ります。リスクとリターンはトレードオフと言われます。まずは、あなたのリスク許容度を理解しておくことが必要です。

ボーナスで投資を始めるメリット

 ボーナスの全額または一部を資産形成に回すメリットは、今すぐに使わない資金で利益を生む可能性があることです。これは、資金の置き場所のことです。金利がほぼ無い銀行に置いておくか、利益が出る可能性がある場所に置くか、という話です。

一括投資かつみたて投資か

 結論を言いますと、一括でも何度かに分けてもどちらでも構いません、となります。あなたの好みで決めましょう。

 例えば、ボーナスから30万円を投資に回そうと考えているとします。この30万円を一括で投資をすると、投資予定額をもれなく金利のある世界に入れることになります。30万円を投資した結果をすぐに見ることができます。プラスかマイナスか、はっきり出ます。一括投資は、購入時の価額の影響が大きく出ます。

 10万円ずつ3回に分割して投資すると、それが薄まります。1か月ごとに10万円を投資に回すと、購入しようとする金融商品の価額が、翌月は上昇または下落するので、購入単価が変動します。同じ額で分割購入すると、価額が上昇したときは少なく購入し、下落したときは多く購入することで、平均購入単価が下がることになります。つまり、リスク分散になるのです。

 ただし、これは表と裏があるように、リスク分散になりますが、利益も分散します。その金融商品が好調で右肩上がりで価額が上昇すると、平均購入単価が上がるからです。「あの時、一括で購入しておけばよかった~」ということですね。

 一括か積み立てか、これは好みの問題になると思います。ボーナスの投資においては、という意味です。私としては、ボーナス投資は一括を優先かなと考えています。

NISA口座での購入

 NISA口座では、つみたて投資枠と成長投資枠があります。つみたて投資枠は毎月10万円、年間120万円の投資額が上限となります。

 成長投資枠は、年間240万円上限の投資枠です。こちらは一括でも積み立てでもどちらの購入方法でもOKです。

 NISA口座を活用する投資をお勧めする理由は、「儲かる」からではなく「運用益非課税」だからです。NISAは儲かるという空気感がありますが、そこは違いますから勘違いなさらないようお願いします。

 さて、つみたて投資枠は、金融庁が決めた投資信託リストから購入する投資信託を選択します。販売する金融機関で購入できる投資信託が異なりますから、注意が必要です。取り扱いする投資信託の数が大きく異なります。

 成長投資枠は基本的になんでも購入できます。個別株もOK、つみたて投資枠のリスと以外の投資信託OKですが、日本国債、アメリカ国債など、債券の購入は出来ません。ただし、債券が組み込まれている投資信託は購入できます。

 購入したい金融商品、購入予定額で、つみたて投資枠か成長投資枠かを決めます。

ボーナス投資で何を買う

 ボーナス投資で何を購入しようか考えてみたいと思います。考えるポイントとして、個別株か投資信託か、日本かアメリカか全世界か、というものがあります。

 これから投資を始めようと考えている人にお勧めなのは投資信託です。複数の個別株や債券がパッケージされているものが投資信託です。ピンポイントで株価が上昇する企業を当てられなくとも、日本、アメリカ、全世界、新興国といった国や地域を考えるだけでいいからです。その中で、分類するものがあるので、それを決めていきます。つまり、どの市場にするか、どの指数にするかを検討します。

 日本の株式にしようと考えた場合の指数は、日経平均株価やTOPIX等があります。アメリカの株式にしようと考えた場合の指数は、全米株式、S&P500、NASDAQ等といった指数があります。

 どの国や地域に投資をするかを考えるのが最重要かなと思います。私の相談においては、具体的な商品名は控えますが、インドに興味がある人は多くなっていると感じます。私の知る範囲内では、S%P500か全世界の2つしかない、ということはありません。

ボーナスに限らず資産形成したい

 今回はボーナスで投資を始めようという書き出しでした。ですが、毎月の家計から資産形成に取り組む方が健全であると考えています。どうするといいでしょうか。

毎月のつみたて投資

 資産形成は「長期」「積立」「分散」が王道とされています。ボーナスで投資を始めるのは良いのですが、できれば家計を整えることで、毎月投資の基盤を作りたいと思います。理想の家計の話として、手取り収入(世帯)の2割を資産形成に回すことをお勧めしています。

 毎月の手取り収入の2割を、つみたて投資枠で長期、積立で資産形成に取り組みます。そして、ボーナスで追加として、成長投資枠で購入するというのは、いかがでしょうか。

毎月5万円の積み立てで、1億円にたどり着く

 毎月の家計を整えるのが厳しいご家庭は、ボーナスから年間60万円を資産形成に回すことはできますか?その60万円を毎月のつみたて投資に回すことができるなら、同じことになります。60万円でなくとも、ボーナスから毎月3万円でも2万円でもつみたて投資に回せると良いですね。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。ボーナスで資産形成を始めましょうか。運用益非課税で、継続したいだけ継続できる仕組みになったNISAは積極的に活用していきましょう。

 せっかくもらったボーナスを「消費」せずに「投資」しましょう。家族の思い出は、消費ではないですから、そこは最優先してください。私の子ども達は大きくなり、家族のイベントに付き合ったくれなくなりました。さみしい限りです・・・

 まだ資産形成に取り組んでいない人、NISAの活用を始めていない人は、ボーナス投資はチャンスです。生活費に組み込まなくてもいい資金で、投資、資産形成を始めましょう。なくなってもいい資金という意味ではありません。最悪、マイナスしても生活への影響が少ないという意味です。

 ボーナスで毎月の赤字を補填している人は、まずは家計改善からとなります。話は単純で、収入を増やすか支出を減らすことで改善します。そこが難しいという話もありますが。

 私は個人事業でボーナスはありませんから、ボーナス投資は出来ませんが、ボーナスがある人は大きな金額でなくとも、まずは投資を始めましょう。

Wrote this article この記事を書いた人

福田 智司

▶独立系ファイナンシャルプランナーとして、相談業務、セミナー講師などで活動しています。 ▶FBCラジオ ラジタス 第一木曜日 10:50~ 「FPふくちゃんのお金に関するエトセトラ」レギュラー出演中 福井で唯一?のラジオFPです ▶FPでIFAというポジションを活かした相談が得意 節約だけが家計見直しじゃない!を念頭に置いた相談を心掛けています。 ▶法人向けに企業型確定拠出年金の導入サポートを推進しております

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